みなさん、犬の耳掃除はどうしていますか?
こまめにサロンできれいにしてもらう人もいれば、自宅でお手入れしている人、またはあまり耳掃除をしていない人など、様々ではないでしょうか。
実は、犬の耳はとっても蒸れやすく汚れが溜まりやすいのです。
飼い主さんが出来る日々のお手入れで、快適で健康な耳を維持しましょう!
犬の耳掃除はどうして必要?
まずは、耳掃除の必要性についてご説明します。
犬の耳の穴は人間の耳の穴とは形が違います。
犬の耳の穴は途中からL字に曲がっていて、中に入った汚れや水が外に出にくく、蒸れやすい構造になっているのです。
そのため、湿気の多い日などは特に蒸れやすく、そこから耳のトラブルの原因になることもあります。
特に、トイプードルやラブラドールレトリーバー、ゴールデンレトリーバー、ミニチュアダックスフンドなど、垂れ耳の子は、立ち耳の子よりもさらに通気性が悪いので、注意が必要です。
犬の耳の状態チェックポイント
犬の耳が健康な状態かどうかをチェックするポイントがあるのでご紹介します。
健康的な耳は、きれいなピンク色をしていて無臭です。
しかし、臭いがきつい場合や湿った耳垢、黒い耳垢は外耳炎やマラセチア皮膚炎など、耳の病気の疑いがあるので注意が必要です。
また、頻繁に耳を掻いたり、頭を振るような仕草を見せたら、耳が痒い証拠です。
トリミングサロンなどでお手入れをしてもらった後はきれいな耳で帰って来ますが、1週間〜10日で次第に耳が汚れてくるので、定期的にチェックしてみましょうね。
犬の耳掃除を上手に行うコツ
では、実際に自宅で犬の耳掃除を上手く行うコツをご紹介します。
用意するものは
- イヤーローション
- かんし(無ければ綿棒と毛抜き)
- コットン
です。
垂れ耳の子は耳をひっくり返し、耳の穴が良く見えるようにします。
耳は非常に傷つきやすいので、怪我防止のため明るく見やすい場所で行いましょう。
犬の耳掃除・耳かきのやり方①
耳掃除は、まずはかんし(または毛抜き)で、耳の中の毛を全部抜き取ります。
一気にたくさん抜かずに、少しずつ抜いてあげましょう。
犬の耳は細かな凹凸がたくさんあるので、耳を傷つけないように注意しながら毛を抜きます。
犬の耳掃除・耳かきのやり方②
続いて、かんしの先にコットンを薄く巻きます。(無ければ綿棒)コットン部分にイヤーローションを付け、犬の耳の入り口周辺を綺麗に拭き取ります。
こまめにコットンを換え、汚れたコットンのまま拭き取りをしないようにしましょう。
耳のくぼみや見えづらい細かな場所まで丁寧に拭いていきます。
徐々に耳の奥も拭き取り、コットンに汚れが付かなくなるまで続けましょう。
この時、かんしに巻いたコットンが大きかったり太かったりすると、うまく耳のくぼみや奥の汚れが取れず、逆に汚れを奥に押してしまうことになるので注意しましょう。
同じ流れで、両耳の掃除をしてくださいね。
耳掃除を嫌がる犬への対処法
耳掃除を嫌がる犬はけっこうたくさんいます。
もしかすると、力が強くて耳が痛い、押さえつけられるのが嫌などの理由があるかもしれません。
耳掃除をする時は、優しく、こするのではなく汚れを浮かせて取るイメージで行ってくださいね。
嫌がる子には、優しく声かけをして、上手にできたらたくさん褒めてあげましょう。
しかし、それでも嫌がり噛みつこうとしたり唸ってしまうなど、自宅での耳掃除が難しい犬も中にはいるでしょう。
耳掃除中に急に犬が動くのも危険です。
自宅での耳掃除が無理な場合は、サロンや獣医師に相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたか。
犬の耳は思った以上に汚れが溜まりやすく、こまめなお手入れが必要だということが分かりましたね。
耳の清潔は、見た目や臭いだけではなく犬の健康にも繋がります。
こまめなケアで快適に過ごせると良いですね。