悲しいことがあって泣いている時や落ち込んでいる時に、愛犬に慰められたことのある経験はありませんか?
こちらの気持ちを分かっているかのように、そっと近くに寄り添ってくれたりペロッと顔を舐めてくれたりもしますよね。
愛犬がいてくれるだけで飼い主は元気になれたりもしますが、果たして犬は飼い主が泣いているのをちゃんと理解してくれているのでしょうか?
そこで今回は、飼い主が泣いていると犬はどんな行動を取るのか、詳しくまとめてみます。
犬は飼い主が泣いていることを理解できる?
犬は人間の表情の変化を読み取ることが出来ると言われています。
なので、飼い主が泣いていることも愛犬は理解出来ているのでは、ないかと言われています。
犬は人間が笑っていると「肯定的なこと」、逆に怒っていると「否定的なこと」と捉えているようです。
よく、飼い主が笑うと愛犬も笑って、落ちこんでいると愛犬まで悲しい表情を見せたりすることがありますよね。
特に信頼している飼い主の表情には敏感で、飼い主が喜んでいると自分も嬉しくなり、悲しんでいると自分まで悲しいと感じてしまうこともあるみたいですよ。
また、飼い主がストレスを感じイライラしている時は、犬もその気持ちを敏感に感じ取り、同じように愛犬にストレスを与えてしまうこともあるので気を付けてあげましょうね。
泣いている飼い主に対して愛犬はどんな行動を取るの?
犬は泣いている飼い主を見て心配そうにジーっと見つめたり、そっと側で寄り添ってくれることがあります。
いつもと違う様子の飼い主を「どうしたの?」と心配してくれているのかもしれません。
また、飼い主が泣いている姿を見て「クゥーン」と声を出して慰めてくれたり、遊び好きの犬はおもちゃを持ってきて飼い主を元気づけようとしてくれることもあるようです。
落ち込んでいる時にそんな愛らしい愛犬の姿を見ると、悲しいことも吹っ飛んでしまいそうですよね。
中には涙を流しているとペロッと舐めてくれる犬もいますが、もちろん慰めている気持ちの他にも、「飼い主さんからなにか出ている!」「しょっぱい味がするぞ!」などの好奇心から涙を舐めることもあるみたいですよ。
飼い主以外の人が泣いても慰めてくれるの?
犬は飼い主だけではなく他人であっても泣いていると慰めるような仕草をすることがあります。
私の愛犬も、よく親戚の子供が泣いていると近くに行って心配そうに顔をのぞき込んで舐めたり、どうにかして慰めようと周りをうろうろしていたりすることがあります。
実際に海外の研究でも、犬は飼い主以外の人でも泣いている人を慰めるような仕草をしたという結果が出ているそうです。
泣いている飼い主に対して8割もの犬が慰めてくれるという事実
ロンドンで行われた研究では、実際に年齢や犬種が異なった18匹の犬を対象に、突然泣き出した人を慰めようとするか実験が行われました。
その結果18匹中15匹の犬が泣いている人に近づき、慰める様な行動をしたそうです。
そして、それは飼い主ではなくても大きな違いはなく相手が誰かに関わらず、犬は人の感情に反応しているということがわかったのです。
自分のニーズに関係なく、相手を慰めて癒す行動が出来るのは犬からの無償の愛情とも言えますよね。
まとめ
犬は人の表情を読み取って行動してくれているのがよくわかりますよね。
特に犬は仲間意識も強いので飼い主や他の人でも悲しんでいる姿を見ると「どうにかしなくちゃ!」という気持ちになるのかもしれません。
言葉を交わすことは出来なくても仕草や表情など色々な方法で私たちを慰めたり元気づけてくれる愛犬達には感謝しかありませんね。