愛犬を散歩に連れて行くと、なぜだか歩きたがらない、今出てきたばかりの玄関をじっとみている、楽しくなさそう、そんな経験はありませんか?
犬はみんな散歩が大好き!というのはちょっと違うようです。
実は散歩が苦手な犬は少なくありません。
散歩は楽しいだけではなく、犬の運動不足解消やストレス発散の場として、とても大切です。
今回は、散歩中になぜか家に帰りたがってしまう犬の心理を探ってみましょう。
愛犬がせっかくの散歩なのに帰りたがるのはなぜ
あなたの愛犬が散歩中に突然家に帰りたがってしまうのは、理由があります。
・散歩に対してトラウマがあるのかも
散歩は楽しいものというのは飼い主の先入観かもしれません。
犬は人間よりも音や匂いに敏感であり、見える視点も人間とは全く異なります。
過去の散歩中に、怖い経験や嫌な思いをしたことはありませんか?
大きな車の音や、散歩ルートにいる他の犬、デコボコした歩きづらい道など、もしかすると何か嫌な記憶やトラウマがあるのかもしれません。
この道を行くと嫌な事があるという記憶から、散歩を嫌がっている可能性があります。
・外が暑過ぎて嫌なのかも
犬は暑さが得意ではありません。
夏の暑い時期、全身で太陽の陽を浴びる外がちょっと苦手なのかもしれませんね。
また、犬は素足で暑い地面を歩き、地面からの照り返しも直接受けてしまいます。
人間が感じる暑さよりも、犬の方が暑さを感じているでしょう。
・散歩よりも飼い主さんと遊びたいのかも
散歩よりも、飼い主さんと遊びたい気持ちから、早く家に帰りたいのかもしれません。
犬にはそれぞれ好きな遊びがあります。
散歩よりも、ボール遊びや好きなぬいぐるみで遊びたいのかもしれませんね。
・体調が悪いのかも
いつもは大好きな散歩を急に嫌がる時は、体調が悪いのかもしれません。
そんな時はいつもと変わった様子がないか良く観察し、無理に散歩に連れて行かず少し様子を見ましょう。
愛犬の散歩中に帰りたがる時の対処法
愛犬が散歩中に帰りたくなってしまう理由は様々です。
どうして帰りたくなってしまうのか理由を理解することで対処法が異なります。
- 散歩にトラウマがある場合は、散歩ルートの変更や時間の変更が効果的でしょう。
- 夏の暑さが辛い時には、なるべく涼しい朝や夕方の時間に散歩に出かけるといいですね。
- 飼い主さんと遊びたい場合は、帰って来たらまずは褒めてあげ、その後たくさん遊んであげましょう。
- 身体を動かす遊びが好みなら、散歩時間を少し短くしても家でしっかり運動ができているので問題ありません。
散歩に行く時の愛犬の気持ちは?
散歩に行くとき、愛犬は何を考えているのでしょうか。
ドキドキ?憂うつな気分?断固拒否?そんな時は愛犬の表情や尻尾の動きを見てあげましょう。
毎日一緒にいる愛犬は本当に色々な表情をしますよね。
様子を伺うように飼い主さんの顔を見上げ尻尾が下がっている時は、「散歩に行きたくないな…」と思っているかもしれませんね。
散歩という言葉を聞いて、目も合わせず逃げたり足が震えている時は、怖がっている時でしょう。
愛犬の気持ちを理解し、できる限り不安を取り除いてあげてくださいね。
散歩中に愛犬が歩かなくなった!抱っこでもいいの?
もしも散歩中に愛犬があるかなくなってしまった時、無理にリードを引っ張らずに、声をかけながら少し待ってみましょう。
それで歩き出せたら「えらいね。楽しいね。」と声を掛けながら進みましょう。
どうしても歩かない場合は、抱っこでも大丈夫です。
外の環境に少しずつ慣れるということが大切です。
抱っこをしながら散歩に慣らすのも大切なことなのです。
散歩中に寄り道ばかりの時にはどうする?
散歩中の寄り道に少し困っている飼い主さん、愛犬と飼い主の信頼関係をしっかりさせ、リードの使い方を工夫することで直すことができます。
散歩は、愛犬と飼い主さんの二人三脚です。
飼い主さんのリードコントロールで、スムーズな散歩ができるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
散歩中にちょっとお悩みを抱えている方は、愛犬の気持ちを考えてみてください。
愛犬が何を考えていて、どうしたいのか。
それが分かると、明日からの散歩が少しずつスムーズにいくかもしれませんね。